顔はめパネルとは?その歴史と進化をご紹介します!

2023年09月27日

顔はめパネルキャラクターなどになりきって写真が撮れる顔はめパネル。実際に観光地などで見たことがある方、顔をはめて写真撮影をされたことがある方も多いのではないでしょうか。しかし、この顔はめパネルの詳細は意外と知られていません。
この記事では顔はめパネルの歴史やその魅力について見ていきましょう。スマホを使った新時代の顔はめパネルについてもご紹介します。

顔はめパネルとは?

顔はめパネルとはキャラクターの顔の部分のみがくり抜かれている記念撮影用の看板です。くり抜かれた部分に顔をはめることで、キャラクターになりきって写真を撮ることができます。顔はめパネルは観光地やイベント会場、企業や官公庁など、さまざまな場所に設置されています。

顔はめパネルの歴史

顔はめパネルの発祥の地はアメリカとされています。1874年、和暦にすると明治7年。国内では自由民権運動が起こった頃、アメリカでは風刺画であるカシアス・マーセラス・クーリッジが、撮影される人が身体の絵を描いた板を両手であごの下で持つ「コミック・フォアグラウンド」の特許を取得しました。それ以前にも同様のものはあったと考えられますが、一般的にはクーリッジが顔はめパネルの発明者と解釈されています。

日本においては小説『金色夜叉』の舞台である熱海に置かれた貫一とお宮の顔はめパネルが第一号とされていますが、これも定かではありません。その後、顔はめパネルが観光地の目玉として徐々に普及しました。印刷技術がなかった当時は看板業者などが手描きで製作していたそうです。

有名企業の経営者も顔はめパネルには興味津々。1929年に撮影された磐城セメント(現:住友大阪セメント)の創業者である岩崎清七の顔はめ写真をインターネット上で見ることができます。

1980年には国鉄(現:JR)がキャンペーンを実施し、駅に駅員とその駅名を描いた顔はめパネルを設置しました。今や顔はめパネルは観光客を楽しませる、イベント会場などで企業、官公庁をPRするためのツールとして定着しています。

顔はめパネルの魅力

顔はめパネル日本は世界各国と比較しても顔はめパネルが多い国です。有名な観光地、空港や駅などのターミナル、動物園、テーマパーク、高速道路のサービスエリア、あるいはイベント会場や企業・官公庁内に特設されたものまで、さまざまな場所で見かけます。

駅員やパイロット、キャビンアテンダント、警察官などの憧れの職業、アニメキャラクター、動物、はたまたお城や観光スポットになりきるものなど、どれも個性的なものばかり。特に子どもに人気ですが、普段は恥ずかしいと感じる大人でも、観光やイベントに参加しているとついつい気になってしまう、顔を出したくなってしまうという方は多いです

変顔をしたり、無表情で顔を出してみたりして、家族や仲間とワイワイ楽しめ、写真を撮影すれば旅行やイベントの良い記念になります。特に近年ではSNSが普及してきており、SNSに投稿するために顔はめパネルで写真撮影をするという方も増えてきているようです。

時代の進化!!デジタル顔はめパネル

ここまで顔はめパネルの歴史や魅力をご紹介しましたが、時代の流れや技術の発展に従って顔はめパネルもデジタル化しています。ここからは新時代の顔はめパネルについて見ていきましょう。

新時代の顔はめパネル「かおぷり」

老若男女「かおぷり」はスマートフォン上で顔はめ写真が撮影できるWEBアプリです。簡単操作でお子さんからご高齢の方までどの年代でも幅広く使うことができます。顔はめパネルで写真を撮るのが恥ずかしいという方もかおぷりであれば周囲の視線は気になりません。

スマートフォンでQRコードを読み込めば、いつでも・どこでも、顔はめ写真を撮影することができます。顔はめパネルの設置場所までわざわざ行く必要はありません。

しかも、背景やメッセージを選ぶことができるので、普通の顔はめパネルよりも大幅に自由度が高く、撮影した写真はダウンロードや印刷もできます

かおぷりは従来の顔はめパネルの概念を覆す、画期的なデジタル顔はめパネルなのです。

簡単!「かおぷり」の使い方

サンプルまずはお手持ちのスマートフォンでQRコードを読み込むか、URLにアクセスします。簡単操作なので、どなたでも手軽に利用できます。WEBアプリが立ち上がるので画像作成をスタート。写真を送りたい人やシーンに合わせてメッセージを選択し、その後背景を選びます

アバターが表示されるので、枠内に顔を入れて写真を撮影してください。完成イメージが表示されるので、思い通りに撮れているかを確認したあとに作成した画像をご家族や友人にシェアすることができます。実際に使ってみると本当に気軽に顔はめパネルを使って撮ったような写真が撮影できます。

かおぷりの詳しい使い方については、こちらのページもぜひご覧ください。

デジタル顔はめパネル「かおぷり」導入事例

かおぷりはさまざまな場所、シーンで活用されています。ここからは導入事例をいくつか見ていきましょう。

岡山県警察の事例 ~交通安全啓蒙活動~

岡山県警では2022年12月からかおぷりを活用した交通安全啓蒙活動に取り組んでいます。これまで幼稚園・保育園、小学校、中学校、高校、専門学校、消防学校などの教育機関や企業、各種イベント会場など、さまざまな場所で展開しています。

特に幼稚園での啓蒙活動はテレビにも取り上げられました。制服姿の警察官に扮した写真を撮影できて子どもさんたちは大喜び。ご家族の方も「交通安全には気をつけたいです」とコメントされていて、大人の方の意識改革にもつながっています

さらに、岡山県警ではTwitter(現:X)でもかおぷりについて発信。アイドルグループもそれに関して投稿を行い、若年層にも交通安全に対する意識向上につながりました

この事例について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

他にもいろいろ!「かおぷり」の活用法

企業イベント

笑顔の男性かおぷりを活用すれば、従来の顔はめパネルと同じように企業の知名度アップやイメージアップ、商品やサービス、自社キャラクターの宣伝にもつながります。しかも、スマホでURLにアクセスするかQRコードを読み込むだけなので、イベント会場に行く必要はありません。ホームページやチラシなどに掲載しておけば、手軽に使っていただけます。また、製作や運搬の手間や費用を削減することも可能です

会社のオフィスや店舗、イベント会場、展示会、セミナーなど、さまざまな場所・シーンで活用可能。目玉企画としても最適で、自分のスマホで顔はめ写真が作れるという斬新さで注目を集めること間違いありません。また、ユーザーがSNSで画像を拡散してくれれば、さらに多くの人にリーチすることができます

企業の活用方法についてはこちらでさらに詳しくご紹介しています。

博物館イベント

博物館博物館や美術館などの施設でもかおぷりの活用方法があります。特別展や企画展の目玉企画の1つとして大変好評で、展示物や体験に対する興味や親しみが深まり、施設の知名度アップやリピーターの増加も期待されています

博物館や美術館を背景にしたものから、施設のイメージキャラクター、有名なアーティスト、絵画や彫刻家の作品など、施設の特色や展示物に合わせて、さまざまなイラストをアバターにすることができます

博物館などでの活用方法についてはこちらでも詳しくご紹介しています。

この記事のまとめ

100年以上の歴史がある顔はめパネル。絵から看板、手描きから印刷と、時代とともに少しずつその姿は変わってきましたが、スマートフォンが普及してからさらに大幅な変革を遂げました。

かおぷりを使えば、いつでも・どこでも、簡単に・手軽に顔はめ写真を撮影することができます。顔出しパネルすら設置する必要はありません。企業や官公庁が使えば、好感度アップや宣伝、リピーターの獲得、新たなユーザー層の発掘など、さまざまな効果が期待できます。また、スマートフォンで顔はめ写真が作れるという斬新さから、注目を集めること間違いありません。ぜひ試してみてはいかがでしょうか?

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デジタル顔はめパネル かおぷり

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