Ap-Portalの隠れた名脇役「API機能」

2020年11月25日

私共のご提供する自治体アプリ「Ap-Portal」には隠れた名脇役とも言えるAPI機能が実装されており、今回はこの機能についてご紹介させていただきたいと思います。

まず、APIについて簡単にご説明いたします。
API(Application Programming Interface)とは、システムとシステムを繋ぐ窓口となるもので、この連携窓口を使って情報をやり取りすることで、システムの機能を拡張し、利便性を高めることが可能となります。

当社がご提供するAp-PortalのAPIは、アプリのバックエンドサーバーに実装されており、外部のシステムからインターネットを経由してこのAPIにリクエストを送ることにより、リアルタイムにアプリへ通知を行うことができます。

もう少し具体的に言いますと、デジタル防災無線のようなシステムから、Ap-PortalのAPIにテキスト情報を送ることで、アプリにも同時に通知を行うことができるようになります。
この電文の形式は、インターネットで多く採用されている標準的なフォーマットを使用していますので、外部システム側に軽微な改修を行うだけで、アプリとの連携が可能となります。
もちろん、Ap-PortalのAPIには強固なセキュリティ対策をしておりますので、第3者から情報を送信することはできません。

よく、防災無線は大雨や台風の際に聞こえない、聞こえづらい…といった意見をお聞きしますが、これに対応するため、戸別受信機を設置する自治体様もあるようです。
しかし、戸別に受信機を配布するとなると、非常に多くの予算が必要となり、また、その製品寿命も限られているため、保守やリプレイスにも多大な費用がかかります。

アプリとの連携であれば、端末は住民が所有しているスマートフォンがそのまま使えるため、ハードウェアにかかる導入費や保守費は不要となります。
また、アプリへの通知は、テキスト情報として残りますので、聞き逃してしまう…といったことも避けられ、移動中でも受信が可能です。

現行のデジタル防災無線でお悩みの自治体様や、既存の防災無線のデジタル化をご検討中の自治体様には、APIを使ったアプリとの連携をお勧めいたします。
ぜひ一度ご検討いただき、ご不明点などございましたら、下記の連絡先までお問合せいただけると幸いに存じます。